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クレジット・デフォルト・スワップ(くれじっと・でふぉると・すわっぷ)

解説

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企業や国などの破綻リスクを売買するデリバティブ(金融派生商品)。投資対象の破綻に備えた保険の機能を持ちます。英語表記「Credit default swap」の略で「CDS」とも呼びます。CDSの買い手は売り手に一定の手数料を支払う一方、投資先がデフォルト(債務不履行)となった場合には売り手が損失を肩代わりし、「保険金」を支払います。

ひとくちメモ

2008年9月に米リーマン・ブラザーズが破綻した際には、大量のCDSの売り手だった米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が経営危機に陥り、米政府が救済しました。

米下院政府改革委員会でクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)について証言する米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の当時の最高経営責任者(CEO)【2008年10月撮影】【時事】

情報提供:株式会社時事通信社